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☆戦場の花一輪

2011.04.09.23:49

 福島で出会った人々。
宮城県境の町、新地町。
海岸から2kmほどのエリアは津波にえぐられた。
岸壁にあった3階建ての漁協。
津波の時も、4人の職員さんが残って仕事をしていた。
逃げ切れず…と悟った時、彼らは屋上の手すりに漁業用ロープで
互いの体をがっちりと結びつけた。
その彼らの頭の上を波が越えていく。
何分飲み込まれていたか…。
波が引いた後、ロープにくくられた男たちは助かった。

 その漁協で、復興のために毎日奔走する方がいた。
「この災害を、プラスに考えなければならない。
今まであちこちに散らばっていた市場をまとめて
強い体制を作らなければ。亡くなった方には悪いが
起こってしまったことを前向きにとらえ
復活に向け、全力投球している」
力強い声で語ってくれた男性は
今回の津波で、奥さんを亡くしていた。

 その男性と同じ避難所で。
隣の教室の男性は
その部屋のムードメーカー。
取材でお邪魔すると、
「○○さんなら答えてくれるよ」。
ほどなくすると、彼が戻ってくる。
周囲の人と軽口をたたきながら
インタビューに答えてくれる。
彼も、奥さんを亡くしていた。
その時も、未だ見つからない奥さんを
探し、流された家を見てきた帰りだった。

 近くの小学校に避難している漁師さん。
小学5年生になる娘さんと、とても仲良し。
「はやく漁に出たいね~。
いつになるか分かんないけど。
あの、魚が取れた時の感触は、
やってる人じゃなきゃ、分かんないから!」と
話してくれた。
…でも、
「家族を食べさせなきゃなんない。
今、魚をとっても、原発のことがあるから売れない。
何をやってでも生活しなきゃ」と
寂しそうだった。

 原発がある双葉町(フタバスズキリュウでも有名)は
肉牛も有名。20km圏内に家があるという方が
避難所にいらっしゃった。
「俺は牛さんが大好きなの。
一番牛が心配。
こっそりと家に戻って餌をやってたけど、
今日、牛を放してきた」
身を切られる。本当に、切られる。
いつ家に戻れるのか。また、昔の生活に戻れるのか。

そこに、ぴかぴかのランドセルを背負った男の子が二人。
たった今、入学式を終えて、避難所のひいじいちゃん、ひいばあちゃんに
その姿を見せに来たそう。子どもたちの家族も、親戚の家に避難中。
子どもの服も、親戚から借りたもの。
それでも子どもたちは意気揚々。
まさに、戦場に咲く花のようだった。
「すごい、励みになります!」と子どものおばあちゃんには
言われたが、とんでもない!
子どもたちの姿に救われたのは、自分。

今も多くの涙がある。
でも、一輪の花を探しに
明日からも被災地を行く。
それが、一人でも多くの人に
前に向かう力になると信じている。
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岩手県盛岡市の住人です。テレビ番組ディレクター。5児の父。好きなことは、山の生活と家族!クルマ、スポーツも!

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